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【実例あり】ウッドデッキリフォームにおすすめの木材は?デザインや費用を解説!
「リビングがちょっと狭いな」「子どもや犬が走り回れるスペースが欲しいな」と思ったら、ウッドデッキのリフォームを考えてみませんか?リビングの延長にウッドデッキを取り付ければ「アウトリビング」となり、さらに豊かな楽しみ方ができますよ。
ただ、ウッドデッキは素材によってメンテナンスの楽さや耐久性が全く違います。リフォーム前の予備知識として、ぜひお読みください。
1、ウッドデッキの素材は2種類ある
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ウッドデッキの素材となる木材には、人工と天然の2種類があります。好みもありますが、リフォーム前に2つの素材の違いを知っておくと失敗しにくくなりますよ。
1-1、人工のウッドデッキならメンテナンスが楽
人工の木材なら、樹脂製のウッドデッキが人気です。一見本物の木に見えますが、アルミを骨として、粉状の木材とプラスチックを混ぜて押し固めたものです。最近では天然のものよりも、人工木材のほうが人気があります。
メリットとしては、手入れの簡単さや耐久性の高さが挙げられます。天然木材に比べると吸水性が低いので腐りにくく、白アリにも強いです。また、天然木材特有の「ささくれ」もできにくいので、犬や子供が裸足で駆け回ってもケガをしにくくなります。また、カラーバリエーションも豊富なので、自分たちの好みの色でリフォームできます。
完ぺきに聞こえる人工のウッドデッキにもデメリットはあります。樹脂製の木材は天然のウッドデッキに比べて熱くなりやすく、夏の日差しが強い時には裸足で歩けないことがあります。また、天然木材のように吸水性が高くないので、表面に水分が残ることで滑りやすくなるケースもあります。
1-2、天然のウッドデッキは本物志向の方に人気
天然のウッドデッキは木目が美しく、木本来がもつ柔らかさやぬくもりのあるウッドデッキにリフォームしたい人に根強い人気があります。
メリットとしては、やはり人工素材では出せないぬくもりや柔らかさが挙げられます。人工木材に比べて熱くなりにくいので、日差しが強い日も裸足で出れるでしょう。吸水性が高いので、雨が降った後でも滑りにくいです。
デメリットとしては、メンテナンスの大変さが挙げられます。湿気の多い土地や日が当たりにくい場所に天然のウッドデッキを施工すると腐りやすく、白アリに食われやすくなります。また、ささくれができた場合は裸足で歩くとケガをしてしまいます。
1-3、天然素材でウッドデッキを作るなら「ハードウッド」が断然おすすめ
天然素材は、ハードウッドとソフトウッドの2種類があります。天然素材でウッドデッキをリフォームしたいなら、「ハードウッド」が断然おすすめです。ソフトウッドは低価格ですが腐りやすく、1~2年で劣化してしまうことがあります。ケヤキなどの硬いハードウッドなら耐用年数も長くなり、きちんとメンテナンスすれば20年ほど持つといわれています。(耐用年数は条件によって変わります)
2、フェンスは?屋根は?ウッドデッキのデザインを決めよう!
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ウッドデッキは、目隠しとなるフェンスや雨除けの屋根をプラスすることも多いです。最終的にはリフォーム会社と相談しながら決めますが、あらかじめ自分たちのイメージも固めておきましょう。
フェンスはウッドデッキと同じ木材で施工することが多いですが、開放感が欲しい場合は手すり程度の高さがおすすめです。人通りの多い場所にウッドデッキをリフォームするなら、立ち上がっても顔が見えないほどの高いフェンスもおすすめです。(高くする分費用は上がります。)
また、ウッドデッキに屋根をつければ天然の木に大敵である「雨」を防げますし、洗濯物スペースとしても活用できます。日差しも防げるので、日焼けや木材・塗料の劣化も防げます。
テントのような日よけを付ければカフェのようなデザインになりますし、ある程度日差しが欲しい場合は「ポリカ」と呼ばれるプラスチックの素材もおすすめです。ただ、屋根を付けるとその分屋根掃除の必要がありますので、その点もよく家族で話し合いましょう。
ちなみにウッドデッキに屋根を取り付けるか迷った場合は、リフォーム時に施工せずに後から大きなパラソルを取り付けても素敵なウッドデッキになりますよ。
3、ウッドデッキのリフォームにかかる費用や期間
3-1、リフォームにかかる費用
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ウッドデッキだけの費用相場は、3坪ほどの大きさの場合、人工木材で25万円~35万円程度、天然木材で30万円~50万円程度です。
その場合はリフォームする範囲や使う素材によって費用はかなりばらつきがありますので、一度リフォーム会社に見積もりを取ってみましょう。
また初めてウッドデッキを取り付ける場合は、土台からリフォームが必要になります。その場合費用が上がりますので、リフォーム業者に一度現地調査してもらいましょう。
3-2、リフォームにかかる期間
ウッドデッキだけのリフォームなら、早い場合は1日程度で終わるでしょう。ウッドデッキの土台からリフォームしたり、手すりや屋根をつけたりといったプラスのリフォームがあったとしても、3日程度で完成することがほとんどです。
4、ウッドデッキをリフォームする際の注意点
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4-1、人工木材ならメンテナンスが楽
人工木材の場合は特にメンテナンスは必要ありません。ですがカビが発生しやすいので、ほこりや目に見える汚れが目立ってきたら、デッキブラシでたまにこすってあげる程度のメンテナンスで十分です。
もしコーヒーや油ものを落として汚れてしまった場合は、台所用の中性洗剤を垂らしてたわしで木目に沿ってこすり洗いすれば落とせます。
4-2、天然木材のウッドデッキはメンテナンス必須
天然木材の場合、「ささくれ」ができると足に刺さる危険があります。「木材の表面がけば立ってるな」と思ったら、目の細かい電気やすり(またはサンドペーパー)をこまめにかけて表面をなめらかにしておきましょう。特にハードウッドの場合はささくれも硬いので、念入りにやすっておきましょう。
ソフトウッドでリフォームした場合は、砂やほこりもかびの原因になります。ほうきでこまめに掃いて、汚れを溜めないようにしましょう。また板の間に砂がつまりやすいので、針金やつまようじで取り除きます。
また、木の腐食をなるべく防ぐために、1~2年に1回ほどオイルステインを塗布してあげましょう。はっ水効果があるので、湿気も少し防げます。
オイルステインはホームセンターで手軽に購入できて、色も豊富です。ウッドデッキの塗装に使われることも多く、初心者でも使いやすいのでとてもおすすめです。速乾性に優れているので、2度塗りも短時間でできます。
ハードウッドの場合は特にささくれに注意が必要ですが、ほこりや砂はあまり気にしなくて大丈夫です。年に2~3回程度デッキブラシや高圧洗浄機で汚れを除去すれば十分です。ただ塗装が劣化しやすいので、気になる方は塗りなおしてください。
5、ウッドデッキのリフォーム事例
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最初に設置していたウッドデッキの一部が腐って劣化しており、一部を張り替えたり塗装しなおしたりしてきれいにリフォームされました。広さ4㎡に対してかかった費用は15万円で、2日間で完成しています。
6、ウッドデッキのリフォームはプロにお任せ!
ウッドデッキをDIYする方もいますが、よほど慣れていない限り足場から作るのは大変な作業です。また、安価な木材を使ったウッドデッキはすぐに劣化してしまい、外観の印象も悪くなってしまいます。
デザインの相談に乗ってくれたり、アフターサービスも行ったりしてくれるリフォーム業者なら、安心してお任せすることができますよ!

